なぜか診断書は全治1週間

加害者の行政処分を考えた警察の指導によるものです。※施術証明書は整骨院で作成できます。

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診断書は全治1~2週間で作成されますが、これは行政処分と人身事故扱いにするための書類上の診断書、警察の指導によるものです。 患者様の中には、全治1~2週間のむち打ち症では長期の治療ができないのではと、心配される方もいらっしゃいますが、心配ありません。おおむね全治までは3カ月から1年半程度かかる方が多いです。

むち打ち症は後で出る

軽度に見えるむち打ち症も、ピークは2~3日後。一時的に良くなっても、数年後に悪化することも!

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人間の背骨の関節は関節滑膜で包まれていますが、急激に一部分の関節が振られることで 神経豊富な関節滑膜ヒダが関節に挟まり、時間とともに痛みが悪化します。関節滑膜が狭まりやすいのは、はおおむね5番目と6番目の関節で、関節滑膜が挟まると首に針金が入ったような痛みが出ます。

しばらくして関節滑膜が炎症を起こし、痛みが発生するようになります。

徐々に関節滑膜が腫れだすと、痛みのため、 上を向くことができなくなります。 ※関節滑膜ヒダは関節滑膜のシワの部分です。 首の骨は20才から老化が始まりますが、むち打ち症でストレートネックになると、老化のスピードが徐々に速まります。 数年後に実年齢と首の背骨年齢の差が開くと、関節のかみ合わせが変化して、むち打症の痛みが再発することがよくあります。 背骨は全部で24個ありますので、姿勢筋を柔らかく保ち、背骨全体が動くようにすることで、むち打ち後の背骨の変形を防止できます。

具合が悪いのにわかってもらえない

仮病・保険金目的・・・!むち打ちの患者様は絶えず精神的なストレスにさらされます。

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軽度のむち打ち症は、背骨の奥にある姿勢を保つ筋肉が緊張して、関節のかみ合わせが悪くなるものなので、画像診断ではほとんどわかりません。画像で異常が見つかっても、交通事故との関係を医学的に証明することはできません。他覚的な症状がないのに患者様の苦痛が多いと、治療する医師や整復師までもが、不勉強から患者様の症状を疑うケースもあります。しかし実際には、極低速の衝突でも内耳の耳石がずれる事があります。また、頸椎関節は自律神経や頭痛の原因になる三叉神経とつながっているので、目まいやぐらつき、頭痛の症状が出ます。頭の重さは約5キログラム・・・ボーリングのボールほどの重さがあります。その頭を支える首の筋肉は、自律神経の影響をうけて、気圧の変化やストレスで緊張するため、天候の変化や目を使う仕事によって、症状が悪化することいわれています。ただ、これらは他覚的な症状ではないため、当院ではモアレトポグラフィーとサーモグラフィーを使って、患者様の症状の把握に努めています。

首の固定はどのくらい?

固定は大切!!固まる心配よりも脳脊髄圧減少症を想定します。

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頸椎のプラスチックカラーは首の動きを固めるので、1週間程度の固定を勧める先生が多いですが、最低でも2週間は使い続けたほうがいいと思います。むち打ち症の中では極まれですが脳脊髄圧減少症になるケースもあるので、横になれれば横になり、1日、2リットル程度の水分補給をすることが大切です。安静と水分補給で、脳脊髄圧減少症になるリスクはかなりの割合で防げます。2週間以上の固定をする場合は、首を適度に規制するスポンジタイプのカラーがお勧めです。日中の着用が困難な方は、夜間眠るときのみ、スポンジカラーを着用して眠るのが効果的です。

※眠っている間に自然にはずしてもかまいません。
※着用時は眠りにくいという患者様も多いですが、慣れると、関節を安静に保てるので、自律神経症状も安定します。
※スポンジカラーについては、当院で常時在庫していますので御相談ください。

どんな治療がいいかわからない

姿勢筋を柔らかく保つ治療が効果的。急激にひねったり伸ばしたりする治療は注意が必要です。

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鍼治療

もともと、自律神経の関係で姿勢筋の緊張が高まり、損傷部分のみに負担がかかるので、自律神経と筋肉を柔らかくする鍼治療は効果的です。ただ、鍼に慣れていない方は、怖がるケースが多いです。

整体

整体師と柔整師は、名前は似ていますが実質的にはちがいます。柔整師は厚生労働省の指定学校を終了後、国家試験に合格しないとなれませんが、整体師は民間の講習会の終了証書を得ればなれます。解剖学的な知識にも差があります。心地よい程度ならいいと思いますが、急激な整体はあまりお勧めしません。

電気治療

治療するポイントの選定によって、かなり効果に差が出ます。むち打ち症の場合、神経のポイントにかけることで効果が出やすくなります。

牽引

頸椎の筋肉のストレッチになりますので、慢性期なむちうち症には効果的です。

理学療法の専門家なので、薬の知識はありません。一般的には、ノンステロイド系の痛み止めや筋弛緩剤が使われることが多いですが、副作用で胃腸障害が出ることもあるので、薬物治療は整形外科の先生の指示に従ってください。